人にやさしく、自然にやさしく
わたしたち、まるは油脂化学は創業以来八十年、「人と自然にやさしい石けんを」という先代からの精神を受け継ぎ、今も天然素材にこだわり、「釜だき」「自然乾燥」という昔ながらの枠練り製法で石けんづくりに取り組んでおります。乾燥まで時間がかかる手間ひまかけた石けんづくりは、全てが機械化された現代には不似合いかもしれません。
わたしたちは、大昔から自然界の生態系・食物連鎖を壊さないような生活習慣を受け継ぎながら、地球上の生き物たちと上手に共存することを心がけてきました。
しかし近代文明の進歩は、これらに反し多くの汚染を生み出してきました。今後の生産企業は、地球環境や私たちの健康な生活を守る為、積極的に化学成分を使用しない製品づくりに努めなければなりません。
弊社は創業以来、自然成分にこだわる商品の開発・改良を繰り返し
ながら自然派製品の製造をしてまいりました。これからも、更に安心してご使用いただける製品をご提供できるよう努力し続けていきます。
石けんは、人と共存してきた歴史が長い、製造方法がシンプル、酸と出合ったり薄まったりすると界面活性をすぐに失ってしまう性質などがあります。これらは合成界面活性剤にはない特長です。
初めて石けんができたのは、羊を焼いたときに肉からしたたり落ちた脂と熱々の木灰(アルカリ)が反応してできたと言われています。このときの石けんはかなり原始的なものですが、しかし現在わたしたちが使っている石けんと本質的には変わりません。「たき火」と「焼き肉」程度のことで簡単にできてしまうことからも分かるように、石けんは数ある人工物の中でもかなり自然に近いものであると考えられます。
しかし、この手間ひまこそが皆様の健康を保ち、地球環境を守るとわたしたちは信じています。
合成界面活性剤・酸化防止剤・合成着色料・保存料など使用しておりません。赤ちゃんから敏感肌の方、お年寄りまで幅広くお使いいただいております。
七色石鹸の心を語る「生石鹸」。
職人による伝統の製法です。時間と手間暇をかけ、釜炊き、枠練りでつくります。七色石鹸の色を象徴する「生石鹸」は、一釜ごとに原料を仕込んで「釜炊き」する、昔ながらの石鹸です。塩水を加えて不純物を沈殿させて取り除き、高純度の石鹸へと育てあげていく「塩析」の加減は、まさに職人の勘と経験によるもの。仕上がりは、アルカリ成分がきちんと抜けた低刺激な石鹸となっているか舌で確かめます。そして、枠へと流し込み、組織を整え、空気を抜く「枠練」。その工程は、七色石鹸の伝統製法です。